日本芸能道中シリーズ(昨年の話題)

大阪北部での地震から二週間ほどが経ちました。

被災地域の皆様と犠牲になられた方とご遺族様に対する物質的かつ精神的なケアが急がれるなか、各地で震度4以上の地震が相次いで発生しているとの事。余震の不安も残ったままですが、まずは被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

さて今回は、ちょうど一年ほど前の話題です。

若佐紀先生のご出演のお話ですが、掲載しても大丈夫とのご承諾を頂いておりますので、是非ご覧ください。

 

昨年の平成29年7月、師匠である若佐紀先生が石川県立音楽堂にて地唄『道中双六』を舞われました。

こちらは、文化庁による活性事業の一環で行われている『日本芸能道中』シリーズの第3段として催された企画です。

 

人間国宝の野村万作先生や清元梅光先生もご出演で素晴らしい企画でした。

若佐紀先生

 

僕も当日の朝、金沢行のサンダーバードに乗り込み応援に向かいました。

当日は、大雨の影響で東京からの大型バスが2台も会場に到着ができなかったほどでした。

金沢

 

しかし、先生の『道中双六』は軽快な雰囲気で大きな雨雲も吹き飛ばす勢い。

地唄『道中双六』は京都から江戸までの双六遊びを題材に、各地の名所や名物を紹介する旅の手引書のような内容です。

さながら東海道の宿場町を巡る旅をしたような気持になりました。

見ごたえのある先生の舞台には、客席から惜しみない拍手が送られていました。

 

 

楽屋での先生

若佐紀先生

この日、深い紺色の衣装を選ばれた先生。

選ばれた理由について、『長い道中で着物が汚れても目立たなくて済むかと思ったの』とにっこり微笑まれました。

 

次の舞台も楽しみにしております。


山村若佐紀 上方舞の会(昨年の話題)

昨年の話題ですが、平成29年8月に国立文楽劇場にて山村若佐紀・上方舞の会『師籍60年記の会』が催されました。

若佐紀先生の門人としては3年に一度の大イベントで、先生も弟子の私たちも額に汗してお稽古を重ねて当日を迎えました。

特別ゲストにはご宗家の山村友五郎先生にお越しいただき、後見としてご子息の若先生と侃先生のお二人にもお越しいただきましたので、とても華やいだ雰囲気に包まれていたように感じました。

 

頂いた曲は、谷崎潤一郎作の『春琴抄』を地唄にした同名の楽曲で、振付は若佐紀先生の作品です。先生の振付は春琴が抱いている心の葛藤と共に、目に障害を持つ方々を深く理解した作舞になっていることが稽古をする度に伝わってまいりました。

春琴抄

 

 

 

地方には菊原光治先生、菊寺智子先生と菊萌文子先生。尺八に谷保範先生。

心に響く優しい音色は、やはり春琴のモデルとされる菊原初子先生と共にお過ごしになられていた先生方ゆえのものなのでしょうか。とにかく感動的な演奏は春琴の心そのものでした。

春琴抄

 

ご指導くださった若佐紀先生をはじめアドバイスを頂いた先生方、お越しくださった皆様に心より感謝を申し上げます。

また舞う機会を頂けたらと思う印象的な作品でした。

 

玉出教室の門下生。塩田美子さんにも地唄『小簾の戸』でご出演頂きました。

小簾の戸

 

楽屋にて

若隼紀若隼紀

 


笹の露 舞踊協会関西支部の会

先日、日本舞踊協会関西支部の『舞踊の会』に出演させて頂いた時の写真を頂きましたのでご報告させて頂きます。

今回は大変光栄なことに、師匠である若佐紀先生と舞台をご一緒させて頂く事が出来ました。

ご指導くださった先生方と応援くださった皆様に心から御礼申し上げます。

 

若佐紀先生を中心に、弟子の筆頭である若悠紀先輩と共に舞った地唄『笹の露』。

『笹の露』の笹とはお酒の事を意味します。

お酒の徳を称える内容で、「酒が無ければただの人」なんて言う面白い歌詞が出てまいります。

硬い雰囲気にならないようにと、先生は冗談を言いながら毎回楽しい雰囲気でご指導くださいました。

笹の露

 

 

先輩の柔らかい雰囲気を見習いながらお酒を頂きます。

笹の露

 

笹の露

 

本番を終えて楽屋の廊下で記念撮影。

先生と並んで写真を撮って頂く機会って実はそんなにありません。

忘れずにお願い出来て良かったです。

若佐紀先生

 

最後の一枚は、、、

写真屋さんがこんな瞬間を写真に収めてくださいました。

有難うございます。

笹の露

 


2018 隼紀会 大阪倶楽部 ご報告

こんにちは昨夜はすごい雨でしたね。

桜の花も散ってしまったことでしょう。

今年の桜は、すごく早くてあっという間でしたがとっても綺麗だったように感じました。

 

今日は先月、淀屋橋にある大阪倶楽部さんで催しました教室のお浚い会のご報告です。

大阪倶楽部

 

昨年の出来事の報告がまだですが・・・、追々ご覧頂けたらと思っております。

平成30年3月3日(土)春らしい綺麗な青空の淀屋橋。

今年も沢山のお客様にお越しいただき、暖かい雰囲気の中で舞を舞わせて頂くことが出来ました。

ご協力いただいた皆様とお越しくださったお客様に心より御礼を申し上げます。

 

幕開きは若佐紀先生のご挨拶から。

この日を迎えるまでにも、随分とお気遣いや励ましのお言葉をかけて頂きました。有難いですね。

若佐紀先生

 

今年の男舞は長唄『新曲浦島』

新曲浦島

 

 

昨年の秋にイタリアでも披露させて頂いた地唄『鐘ヶ岬』

菊央雄司さんとお弟子さんの菊央梛ゆかりさんの地方で舞わせて頂きました。

鐘ヶ岬

菊央

 

 

この日のためにお稽古を重ねた門下生のみんな。無事に終わってホッとした良いお顔です。

集合写真

 

 

最後はみんなで乾杯

楽しい時間はあっという間。感謝感謝の一日でした。

宴会

 

有難うございました。

来年も皆様のお越しをお待ちしております!

 


今年の主な出演・前半

11月も後半に入り、そろそろ年末に向けての準備の時期ですね。

今年もほとんどブログを更新しなかったので、まとめて振り返ってみようと思います。

心に残る出来事が沢山あった一年ですので二回に分けて書かせて頂きます。

 

1.まずは1月、いつもお世話になっている地歌の菊央雄司さんと尺八の谷保範さんの合同お浚い会(山本能楽堂)にゲストでお呼びいただいた時の写真です。一緒に写っているのは僕と同じ舞の立方でゲストの楳茂都梅弥月さん(右)と吉村なをさん(中央)です。

先生方もお弟子さんも皆さん魅力的で素敵な方ばかりなので、とても楽しい一日でした。

トリオ

 

 

 

 

 

2.つづいて3月に出演させて頂いた、日本舞踊協会関西支部が主催の舞踊の会(国立文楽劇場)です。

 

関西を拠点に活動されている、各お流儀のお家元様や流派を代表する先生方が多数出演される舞台なので否が応でも緊張が高まります。普段お話する機会のない先生方から、舞台前にもその後もお声をかけて頂ける貴重な機会です。そのすべてが僕にはとても特別で有難いお言葉ばかりでした。

ご関係の先生方、お越しいただいた皆様に心より御礼を申し上げます。

萬歳

 

 

 

今回は地唄『萬歳』をお勉強させて頂きましたが、選曲は初めて自分で決めました。

もちろん先生からのお許しを頂いたからですが、舞台の数日後、若佐紀先生からの『良い選曲をされましたね。』という一言がとても心に残っています。

萬歳2

 

 

 

 

 

 

3.次は5月に開催いたしました『隼紀会10周年記念の会』です。

 

僕が初めて教室を開かせて頂いたのが平成13年の秋、場所は阿倍野でした。

平成15年には京都の河原町にもお稽古場を開きました。教室も軌道に乗だした平成19年、師匠の若佐紀先生からこれらの教室を『隼紀会』と名付けて頂きました。『微力でもお流儀の発展に貢献できるように頑張りなさい』とのお心からでした。

 

 

ご協力いただいた大阪倶楽部様。歴史を感じる美しい建築です。(淀屋橋)

 

 

 

5月、新緑のイチョウ並木

御堂筋

 

 

 

あれから10年。若佐紀先生のご挨拶でめでたく幕が上がりました。

 

 

 

東日本大震災復興の願いを込めて常磐津『松島』を舞いました。

 

 

 

いつもお世話になっている菊央雄司先生もお祝いに駆けつけてくださり地唄『江戸土産』をご披露くださいました。

 

 

 

後半は上方舞らしく地唄『花の旅』も。

 

 

 

お稽古に来たくれている弟子のみんなも一生懸命にお稽古を重ねた結果、このように晴れ晴れとしたお顔になりました。

応援くださった皆様とお越しいただいた皆様に、深く御礼を申し上げます。有難うございました。

 

 

 

記念の会が終わると色んな思い出がよみがえり、また感謝の気持ちで心がいっぱいになりました。

後半に続く。。。

 



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